みなさんの作品発表特設サイト
「4コマ脳で楽しく突破する社内の壁や人生の悩み」と題して2022.1.14に行ったオンライン講演会で参加者の皆さんから募集した4コマ漫画作品の発表サイトです。
(講演のYoutubeはこちら)
【作品リスト】(クリックすると作品に飛びます)
漫画家のうずらの卵 さん
【作者による解説】
昨年10月に会社が吸収合併されました。以前勤めていた会社(アスキー)も吸収合併されましたし、人生何があるか分かりませんね。10年後は日本が中国に吸収合併されている、なんてこともあるかも?
【瀬川のコメント】
いや~、大変な人生を歩んでこられたのですね。
4コマ目が全くの想像外ですごく面白かったです。色々考えるきっかけもいただいた気がします。
吸収されるというより、そろそろ人類は一つの生物としてもうちょっと一緒にやっていけないのかなあ(その中に色々あっていいけど)と思うこの頃です。
神崎薫 さん
【作者による解説】
オンラインMTGで顔出ししなくなったきっかけを書きました
【瀬川のコメント】
いい味の絵とすっきりしたストーリーでとてもいいですね!
私もしょっちゅう「このジジイは誰だ?」って思っちゃいます(^o^;)。
テクノロジーを駆使すれば、シワを減らしたり、かっこよくあれこれ変更したりできる時代になりましたが(アプリSnowのように)やりすぎると二度とリアルの場には出ていけなくなってしまいますね。
私くらいの年寄になれば、それでもいいな、と思ってしまいますが。(ネットの世界だけでの自分を作る・・・お、メタバースの世界は年寄のため?)
黒田聡(くろださとし)さん
【作者による解説】
[推進しているプロジェクト]
テクニカルコミュニケーション技術、この技術に携わる人々と業務の価値を、企業社会に伝えること。
一般にトリセツと呼ばれる情報パッケージは、これまで紙媒体で配布・保存されきたが、現在はこのトリセツが企業と利用者のコミュニケーションを支える情報源として多角的に使われる。テクニカルコミュニケーション技術は企業と使用者のコミュニケーションに際して伝えられる情報の信頼性を確保する技法である。
[4コマやイラストの解説]
①起 テクニカルコミュニケーターと呼ばれる人々が日々トリセツを作り続けている。信頼できる情報を作る仕事であること。
②承 トリセツは、製品とともに使用者に届けられている。トリセツは製品・サービスの一部であること。
③転 しかし! 多くの利用者はトリセツを積み上げるだけで読まない。スマホで検索して情報を調べる行動様式が多いこと。
④結 トリセツは企業のサボート窓口の回答、スマホで表示される情報源として企業には欠かせない。トリセツは黒子のような存在でしっかりと使われていること
【作者による解説】
[推進しているプロジェクト]
テクニカルコミュニケーション技術、この技術に携わる人々と業務の価値を、企業社会に伝えること。テクニカルコミュニケーション技術は企業と使用者のコミュニケーションに際して伝えられる情報の信頼性を確保する技法である。
一般にトリセツと呼ばれる情報パッケージは、これまで人間を読み手とする情報として配布・保存されきたが、現在は機械翻訳のための妥当な教師データの作成に用いられている。これからはAIを用いた利用者のコミュニケーションに用いる教師データとして使われる。
[4コマやイラストの解説]
①起 テクニカルコミュニケーターと呼ばれる人々が日々トリセツの多言語版を作りづけている。仕向地において信頼できる情報を作る仕事であること。
②承 トリセツは、製品とともに使用者に届けられている。トリセツは使用者が理解可能な言語で届ける。
③転 しかし! これまでに蓄積された多言語トリセツ群が機械翻訳AIを鍛える!
④結 近未来。テクニカルコミュニケーターはオリジナルのトリセツを作り、教師データの質を評価する黒子。トリセツで鍛えられたAIが日常の言語変換を担う。使用者は、望む言語でこれを読む事ができる社会がやってくる。
【瀬川のコメント】
4コマで描くと「テクニカルコミュニケータ」のトリセツに関してやられていることが分かりやすいですね!2作とも知らないことばかりでした。
時代が代わり、テクノロジーが進化しても、その進化は「突然やってくる」のではなく、それまで培ってきたものが土台・基盤になって発展していくのですね。黒子になっていくかもしれないこれまでのトリセツのおかげで次の世界が迎えられるのだなあ、と思いました。これまでそんなことは思ったこともなかったので、この4コマのおかげです。
Hiro-よしおか さん
↓4コマ目だけ変えて
「すごいブレスト-2」
【作者による解説】
たのしく発散させたあとは、気持ちよく収束させたいものです。
↓3&4コマ目を変えて
「大好きな他責思考ー2」
【作者による解説】
ひとは恐怖を感じたとき、自分を守りたくなります。そう、他人のせいにしてでも。
【瀬川のコメント】
2作品X2展開の実質4作品も書いていただき、ありがとうございます。
どの話も、おそらく実体験に基づいた「サラリーマンあるある辛い日々」ですねー。感じがよく出ています。4パターンとも実際にあったのだろうなあ、大変だなあ、と思いながらも「私もサラリーマンの時あったなあ」って思い出してしまいました(忘れてたのに・・・(^o^;))。
基本的に、この話に出てくるサラリーマンたちは「小さな人間」で「自己保身だけを考える人達」ですよね。私も4コマでこれまでこのタイプの人達を沢山書いてきました。書いていて「こいつら!」と怒っている自分自身が引きずられて「小さな人間」になってしまっているのではないかな、といつも思えていたのも4コマを書くことのおかげだと思っています。
これからも是非書いて、吐き出して、ちょっと離れて笑い飛ばしていってください。
Eiji Yasui さん
【作者による解説】
コロナ禍になって、働き方改革も一気に進む中、通勤時間などの時間が少なくなって余剰の時間が出来ました。それを上手く活用し、それが個々人の生活改革に繋がるさまをまとめました。
【Yasuiさんからいただいた『気づき』】
今回、初めての4コマ漫画挑戦で、気づいた事があります。
①4コマ漫画はグラレコ(グラフィックレコーディング)とはまた違うクリエイティブさ(無から有へ)が、要求されると感じました。
②漫画の「でき、ふでき」と「ストーリーの面白さ」は、天秤の様に思いました。
・漫画に時間を取られ過ぎて、ストーリーを希薄にしていないか?
・読者に共感させられるネタか、つかみは大丈夫か?オチは?ほんとうにおちてるのか?
・漫画の「でき、ふでき」より、ストーリーの方が大切だと思いました。
③「4コマ脳の存在」を全身全霊で感じるとともに、4コマには「クリエーティブな思考」が絶対に必要と思いました。
④「グラレコ脳」もあると言われていますが、「4コマ脳」と掛け合わしたら、どんな「脳」が出来るのか試してみたくなりました。(笑)
⑤これからも定期的に4コマ漫画を始めてみようと思います。「たかが4コマ、されど4コマ」・・・漫画を作る過程にとてつもなく凝縮された人生が詰まっている様に思います。
【瀬川のコメント】
いや~、本当に絵がお上手ですね。メリハリもきいて、人物も良く描けていて、それぞれのシーンをシンプルに描かれていて、とても素晴らしいです。
コロナのせいで働き方や生活が大きく変わりましたね。あれもこれも変わってしまったので、それぞれを取り上げて4コマにするだけで沢山の4コマが書けると思っています。
私も最近はテレワークやマスクなどのネタの4コマを沢山書いているのですが、なんせサラリーマン生活が遠く昔のこととなり、リアルに今この状況でどんな風にみなさんが苦労されているのかを想像するのがとても難しいです。現役のYasuiさんは身の回りに毎日のようにネタが転がっているのでしょうね。うらやましいです(が、サラリーマンには戻りたくないし、戻れない(^o^;))
「気づき」もありがとうございます。
なんかとてもうれしいです。是非書き続けて4コマ脳を発達させてください。